看護師としての喜びと患者さんの偉大さ。亡き患者さんからの手紙から…

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患者さんの笑顔は最高!手紙のやり取りが教えてくれたこと。

私がまだ新人看護師の頃の話です。
その頃は内科外来で働いていました。

 

内科全般だったので、循環器、呼吸器、
代謝内科から血液内科まで様々でした。

 

その中で血液内科担当の日が結構続いて、
その時に出会った患者さんがいました。

 

悪性リンパ腫で何度もケモセラピーを行い、
緩解しては再発するということを
繰り返していた70代後半のおじぃちゃんでした。

 

今思えば何かのご縁があったのでしょう。

 

ある日、その患者さんが病院に薬を忘れてしまって、
私が同じ町内だったという理由で薬を届けることになりました。

 

そして、その日から“ご近所付き合い”みたいな感じで、
時々お家にお邪魔したり、その患者さんが調子の悪い時には
お薬を届ける、というような感じになっていきました。

 

そんなことを半年くらい続けていましたが、
その患者さんは状態が悪くなり、
入院し、ある日、帰らぬ人となってしまいました。

 

今でもはっきりと覚えているその患者さんですが、
何通かお手紙を頂いていました

 

その時の手紙がコチラになります。

 

一生懸命に書いてくれたんだな〜という思いで
胸がいっぱいになったことを今でも鮮明に覚えています。

 

そのあともまた手紙をくれたんです。
またケモセラピーに入るというお知らせでした。

 

 

この手紙を頂く前にお話しした時に、
私がカラオケ屋さんでバイトをしていた、
というようなお話をしたのですが、
そのことが最後に書かれていました。

 

お家にお邪魔するだけではなく、
私も手紙を書かせていただいたのですが、

 

体調が良いようなら大好きな旅行に行かれて見てはいかがですか?
というような文面でお伝えしたところ、こんな返事が返ってきました。

 

 

旅行の申し込みをしたまではいいけれど、自信がなくなった・・・
というように書かれていました。

 

そして、ケモセラピーが終わって結果待ちだったようです。

 

こんな感じで患者さんの命が尽きるまでの間、
幾度か手紙のやり取りをさせていただきました。

 

あの頃は新人で特定の患者さんと
深い付き合い(?)はしてはいけないことを
あまりよく理解していなかったので(^^;、

 

普通の友人と付き合うような感じで
お家にお邪魔したり、手紙のやり取りをしていましたね。

 

でも、あの時に患者さんに『喜んでもらえる』って
こんなに嬉しいことなんだって身をもって経験したのだと思います。

 

そして、患者さんの頑張りは自分の頑張りにもなるということも。
やっぱり患者さんの笑顔は最高ですよね。

 

この患者さんとの付き合いは一生忘れないでしょうし、
この手紙は宝物でもあり看護師として自信と勇気を
忘れないためのお守りでもあります。

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