医療事故への危機感をもって働いていますか?事故を起こさない為に…

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『間違った・・・』は相手も自分も命取りになります。

 

看護師の仕事をしていて特に“恐ろしい”と思うのが
【医療事故】です。

 

医療事故からヒヤリハットまで、以下に簡単にまとめてみました。

 

医療事故とは…

 

医療に関わる場所で、医療の全過程において発生する人身事故(傷害)
全てを包含する言葉として使われています。

 

医療事故には、医療行為と直接関係ない場合も含まれます。

 

また患者さんだけではなく、医療従事者が被害者である場合も
含まれます。

 

更に、医療事故の全てに医療上のエラーがあるというわけではなく、
“過失のない医療事故”と“過失のある医療事故”を分けて考える必要が
あります。

 

つまり医療事故には過失が存在するものと、
不可抗力(偶然)によるものの両方が含まれます。

 

 

医療過誤とは…

 

医療過誤とは、医療の過程において医療従事者が当然払うべき
業務上の注意義務を怠り、これによって患者に傷害を及ぼした場合を
いいます。

 

医療が人間の手において行われる以上、
ある確率で過失が発生するのは避けられませんが、

 

結果として生じた医療過誤に対して、医療従事者は業務上の
注意義務を怠ったことについて責任を問われることになります。

 

 

インシデントとは…

 

インシデントとは、思いがけない出来事、偶発現象で、
これに対して適切な処理が行われないと事故に至ったかもしれない
と考えられるような事象です。

 

患者さんに傷害を及ぼすまでは至らなかったけれど、
『ヒヤリ』『はっ!』とするような医療上のミスを指します。

 

 

アクシデントとは…

 

アクシデントとは医療事故を指します。
インシデントに気づかないまま、適切な処置が行われないと
医療事故につながります。

 

 

医療事故に対する看護職の保険があります。

一般的に自動車だと自動車保険、病気に対する保険だと
生命保険というものがありますが、医療事故に対する保険もあります。

 

【看護職賠償責任保険制度】というものですね。

 

看護協会の会員になっていることが前提で、
毎年このような振込み用紙が届きます。

 

 

 

この振込用紙で保険の継続されるよう毎年申し込んでいます。
(あっ、まずい…今年度の申し込みを忘れてる…)

 

あってはならない【医療事故】ですが、
いつ自分の身に降りかかるかもしれないので
備えあれば憂いなし、という感じで入っています。

 

医療事故に対し、これくらいかかりました
というような感じで載せられています。↓

 

 

660万円も支払うことなんて出来ませんよね…

 

万が一医療事故に巻き込まれたとして、
保険に入っていなければ、人生を棒に振ることさえあるんです。

 

現実に看護師が処分を受けています。

 

医療事故に関して、実際に処分を受けた話はニュースでも
取り上げられているので聞いたことがあると思います。

 

看護職の行政処分は、
保助看法の14条【免許の取り消し、業務停止処分及び再免許】
に定められているそうです。

 

2013年度に医療事故で看護職が受けた
行政処分が1件ありましたが、その内容としては…

 

准看護師が静脈ルートの側管から塩化カリウム製剤を希釈せずに
原液のまま投与し、患者さんが死亡した事故で業務上過失致死罪で
業務停止3か月となった。

 

というものです。

 

私は循環器病棟が長いので、カリウム製剤を
使用する機会が多い方だと思いますが、
未だにカリウム製剤を使う時は緊張度が増します。

 

知識があれば前述のような事故は
起こるはずがないのですが、

 

事故が起こる時って“何か”が背景にあって、
例え知識があったとしても起こってしまうものかもしれません。

 

この“何か”というのは【忙しい環境】や
【自分自身の状態】など、様々にあると思います。

 

もしもこの“何か”を解決できるのであれば、
医療事故を起こさないためにも一日も早く
解決策に身を投じるべきだと思います。

 

⇒インシデントが起こってしまう背景にはこんなことが・・。

 

 

医療事故への危機感をもって働いていますか?事故を起こさない為に…記事一覧

 

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